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マクロファージ

生体内に病原体が入り込みますと、発熱、腫れなどの炎症が起こります。

炎症が起こると、ヒスタミンと呼ばれる物質が分泌され、マクロファージが働きを始めます。
このマクロファージはほぼ全ての動物に存在している細胞です。
白血球のひとつで動物を病原体からまもる働きがあります。

形態はアメーバ状で、動物の体内に侵入した異物や細菌、
ウイルス、死んだ細胞などを捕食し、生体内をきれいにします。
さらにマクロファージは、抗原提示により、食べたものをリンパ球に伝え、抗体をつくり出すのです。
大食胞、大食細胞、貪食細胞とも呼ばれます。

◆機能
・食作用
マクロファージが細菌やウイルス、異物、死んでしまった細胞などを飲み込むことをいいます。
その対象に引っ付き、取り込み、分解して消化します。
が、その一部はさらに強力な免疫細胞であるヘルパーT細胞に

病原体の侵入を知らせるため、マクロファージの体内から放出されます。
この食作用により、病原体から身体を守ったり、死んだ細胞を処理したりします。

・抗原提示
マクロファージの抗原提示により、ヘルパーT細胞というより強力な免疫細胞に、病原体の侵入が伝達されます。

・活性化
マクロファージはT細胞から分泌されたサイトカインにより、活性化されます。

活性化したあと、
・プロテアーゼ
・成長因子
などの物質が分泌されます。

マクロファージは、動物が病原体に感染しないよう、
初期の段階で殺菌し、抗体をつくりだす、生物が生きていく上できわめて重要な細胞といえます。
しかし、このマクロファージの働きが過剰に活発化してしまいますと、肉芽腫が出来る原因となります。

また、血管壁に付着した変性コレステロールが増えると、マクロファージも増えます。
結果コレステロールを処理しきれなくなった場合、動脈硬化を引き起こす原因となります。

さらに、マクロファージにも処理しきれない病原体がいくつか存在します。
代表的なのが、赤痢菌、チフス菌、結核菌、レジオネラ、リステリアなどです。

また、エイズを引き起こすヒト免疫不全ウイルス(HIV)も、
マクロファージが処理できないウイルスといわれています。