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自然免疫

免疫には、「自然免疫」「獲得免疫」と呼ばれる2種類の免疫系に分けることが出来ます。
それでははじめに「自然免疫」について説明してみましょう。

自然免疫とは、動物の生体内に病原体が侵入した場合、これを撃退する最初の防衛ラインです。
私たちは、この自然免疫を生まれつきからだに保持しています。
その種類は、いくつかあります。

◆マクロファージ
◆NK(ナチュラルキラー)細胞
◆好中球などの顆粒球
などからなっています。

私たちのからだに、細菌やウイルスなどの病原体が侵入した場合、
まず、皮膚や口、鼻、肺などにある粘膜が病原体の侵入を防ごうとします。
しかし、粘膜はバリヤーとしてのはたらきはやや弱いので、ほとんどの病原体を通してしまいます。
また皮脂なども、病原体の侵入を防いでくれます。

皮膚に傷が出来た場合、そこから細菌が体内に侵入してくることが
ありますので、その病原体による感染もしっかり予防します。

細菌やウイルスなどが侵入し、感染してしまいますと、
常にからだ中をパトロールしているナチュラルキラー細胞が、侵入してきた病原体を攻撃し、殺してしまいます。

ナチュラルキラー細胞は、ヘルパーT細胞からの指令を待たずして、単独で病原体を排除します。
さらに、日々私たちのからだに生まれているがん細胞を破壊できるほど
殺傷能力がきわめて高いので、とても心強い存在です。

マクロファージや好中球なども、食作用のはたらきによって細菌を食べてくれます。
マクロファージは、死んだ細胞も食べてしまいますので、そのおかげで私たちのからだはきれいに保たれているのです。

さらに、マクロファージは、ヘルパーT細胞に病原体の侵入を知らせるはたらきを持っています。
ヘルパーT細胞は、サイトカインを分泌し、援軍を呼びます。
このサイトカインにより、ナチュラルキラー細胞も活性化しますので、がん細胞やウイルス感染細胞を殺して、宿主のからだをまもってくれます。