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T細胞

T細胞とは、リンパ球のひとつです。

まず骨髄から生まれ、胸腺(Thymus)で分化し、成熟します。
T細胞のTはこのラテン語の「Thymus」からとられています。

抹消血中のリンパ球の約70~80パーセントを占めているといわれています。
また細胞の表面には、T細胞受容体を有しています。

T細胞は4つの種類に分けられます。
以下にそれをあげてみます。

①ヘルパーT細胞
B細胞、抗原提示細胞とともに抗体を生み出す細胞です。
生体内に細菌などが侵入すると、まずマクロファージが病原体を飲み込み、消化し、分解します。
そしてその一部をB細胞や樹状細胞に抗原提示して、援軍を呼びます。
この抗原提示により、ヘルパーT細胞も抗体を生成しはじめます。

②キラーT細胞
細胞障害性T細胞とも呼ばれます。
ガン細胞やウイルス感染した細胞を認識し、殺すのでこの名が付けられています。
まずヘルパーT細胞が病原体の侵入を確認してから、このキラーT細胞を増殖させます。

つまりキラーT細胞は、ヘルパーT細胞の命令により活動を開始するのです。
キラーT細胞は、そのはたらきを終えると、大部分は死んでしまいます。
しかし、その一部はメモリーキラーT細胞として残ります。
こうして次に同じ病原体に侵入されたときに、はやめに対策がうてるよう準備しておくのです。

③レギュラトリーT細胞
胸腺で分化され、生成される細胞です。
活性化したほかのT細胞のはたらきを抑制する細胞です。
このレギュラトリーT細胞の機能が低下しますと、自己免疫疾患が発症するといわれています。
つまり私たちはこの細胞により自己免疫疾患からまもられているのです。

④サプレッサーT細胞
免疫反応を抑制し、もとの状態にもどします。
免疫反応が過剰になると、組織を破壊してしまいますので、それを防ぐための細胞といえます。
このサプレッサーT細胞のはたらきが弱まると、花粉症にかかるといわれています。
しかし、現在ではその存在が疑問視されています。